朝のまどろみの中、文を書く。
降りしきる雨が街の存在を際立たせる。
その音によって。
果たして雲は渇かぬのだろうか。
こんなに水をわれらに与えて。
空は落ちぬのだろうか。
雨と一緒に溶けてしまって。
白湯が、冷え渇いた体に温もりと潤いを与ぇる。
そこには熱が溶け込んでいて、力が腹に落ちてくる。
今日もここから始まる。
いつだってこの朝から。
何度、朝を迎えてきただろう。
陽は勝手に昇ってくれる。
どんな夜の次だろうと。
昨日は、どこに行ったのか。
なぁ、昨日は一体どこへ行った。
それはきっと今日に落ちた。
雨のように巡りゆく。


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