帰ってきた、この時間、この場所に。
自分をつくっている空間、満たされているとき。
どうしたってここに来てしまう以上、
切っても切り離せない関係にぼくらはあるらしい。
仕方ない、これが私なのだ。
どちらにも行けないのではない。
ここからどこかへ向かうのだ。
この場所を起点にしていろんなところへ旅をする。
誰かが、みんなが用意してくれた場所。
ここを存分に使うには、今ここを楽しんでおくことだ。
その積み重ねが、ぼくをここに引き留めてくれる。
ここにいる時間は残り続ける。
つくったものやぼく自身やその跡がなくなっても、この時間はたしかに在った。
そして今も在る。
どうして時間は過ぎ去ると思われているのだろう。
これまでここで過ごした時間は、今まさに在るのに。
ここに在り、これからもここに在るのに。
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