最近は朝早く起きられて楽しい。ベランダに出て太陽に手の平をかざしながら「Good Morning, 世界」と一言挨拶。身体がポカポカ滋養で満たされる。そして自湯を飲んだら芯から温まる。温かい身体、温かい心。
歯を磨き、洗面をして身仕度を整える。ナッツとミックスベリーとオリゴ糖で、歯ごたえやフレッシュな酸味、やわらかい甘さで華やいだオートミールを食べる。
そうだ、自湯を飲むときは詩を読むのだ。朝の詩。これは最近見つけた素晴しい習慣。今は長田弘の『世界はうつくしいと』を読んでいる。毎朝少しずつ。一から三遍ほど。
オーディオから流れる鳥の鳴き声や木々の騒めき、川のせせらぎなどが聞こえる。覚醒に照らされるまどろみのような時間に、詩は私に溶けていく。
まだ固まっていない、言葉と自然の間にあるような言葉たち。
この大切な時を守るため、僕は毎晩早寝する。
2024.12.3(火)〈『百日の孤独』23日目〉
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